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第2回 リレーインタービュー 辻 義和 氏

柏のまちづくりに関わる人のリレーインタビューです。(毎月10日に更新予定)

第一回の油原さんからのご紹介により、第2回は辻義和さんです!

辻さんは柏駅西口で学童保育・学習塾が併設された学び舎「ネクスファ」の教室長を運営されています。

 

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氏名

 辻 義和  (つじ よしかず)

肩書き

 ネクスファ 教室長

プロフィール

1981年兵庫県宝塚市生まれ。大学卒業後、システムエンジニアを経て、ソーシャルビジネス・キャリア教育に関わるコンサルタントとして従事。

2012年3月より、柏駅西口の学童保育・学習塾が併設された学び舎「ネクスファ」を教室長として運営。小中学生の成長を見守りつつ、自らも生徒たちから学ぶ日々を過ごしている。

 

 

 

 

Q1 あなたの柏における関わりを教えてください。

もともとは、柏に縁もゆかりもない人間です。

数年前、とあるきっかけから柏の塾経営者、杉浦正吾さんと出会い、そこから関わることとなりました。

その後、東京大学柏の葉キャンパスと柏市、UR都市機構との連携で、2012年3月より学童保育・学習塾が併設された学び舎「ネクスファ」を立ち上げました。ここでは、通常の勉強だけではなく、「自らの未来を創り出すために必要な力を育む場」として、英語や環境学習、生け花、理科実験といった60種類以上の多種多様なプログラムに取り組んでいますが、その講師のほとんどを柏市民の皆さんに担って頂いています。また、スタッフは地域の高校生から主婦、シニアまで、多世代の多様な方々です。

ネクスファが目指すのは、企業や行政、学校、地域住民も関わって、みんなで創り上げる新しい地域コミュニティです。

ネクスファ http://next-ph.jp/

一方で、2012年から本格的にスタートした「食のフューチャーセンター柏」の事務局メンバーとして、「食」をキーワードに、みんなの力とアイデアを引き出し、柏の未来を描き実現させていく場づくりに関わっています。2013年4月からは柏市青少年相談員として、地域の小中学生の健全な育成に向けたボランティア活動にも取り組んでいます。

フューチャーセンター柏 http://food-fck.blogspot.jp/

柏市青少年相談員 http://www.kashiwa-soudanin.org/

Q2 柏で活動することによって何か得られたものはありますか?

コンサルタント時代、様々な地域を訪れ、まちづくりや地域活性の現場に触れる機会がありました。

そこで感じたのは「地元」の心地よさ。自分のまちを元気にしたい、面白くしたい。そんな思いを持った人々の熱量はあつく、また宴会も多く(笑)。やりがいのある、楽しい仕事でした。

一方で、自分の「地元」を持っていないことに対しての物足りなさというか、寂しさを感じていました。

そんな中、関わることになった“柏”。関わる前の印象は「どこにでもあるベッドタウン」。

その先入観は、すぐに吹き飛ばされることになります。

週末になると色々なところでイベントやお祭りが開催され、市民活動もさかんに行われている。農業がさかんで、手賀沼やこんぶくろ池など、自然が豊富に残っている。一方で柏の葉エリアは最先端の学術機関や医療機関もある。そして何よりも、柏にいる人たちが魅力的で、面白い。

そんなわけで、自ら進んで、地域活動に「巻き込まれて」いきました。

実は、私は柏市民ではなく、東京から柏に通勤しています。

この1年間、柏で活動しながら、「地元」に住んでいないことに後ろめたい気持ちを抱いていました。

ですが、ある日油原さんに、「辻さんは柏に必要な人だよ」と言ってもらったことで、ほっとしたことを覚えています。私のようなヨソモノも、受け入れてくれる懐の深さが、柏にはあります。

Q3 これからの展望、またはこれからの柏に期待することを教えてください。

いま、ネクスファで関わっている子どもたちや、その保護者の皆さんは、柏の魅力をまだそれほど知りません。スタッフや、講師として多様な地域の大人を招いたり、柏のおもしろい場所に連れて行くといった、「コーディネーター」としての動きを引き続き担っていく中で、伝えていきたいと思っています。そのプロセスの中で、私自身、柏の魅力をどんどん学ばせて頂いています。

また、地域の大人にも、子どもと触れ合う機会をたくさん創りたい。大人と子どもが繋がることで、地域が見守るオープンな子育てが実現できる・・・柏がそんなまちになればと思っていますし、そのお手伝いをしていきたいと考えています。

そのためにも、食のフューチャーセンター柏という新しい動きに加え、青少年相談員という、50年の歴史がある地域活動にも引き続き、参加していきます。

P.S.

ネクスファはオープンな場です。子どもたちは元気いっぱいです。

どなたでも、いつでも、遊びに来て下さい!

 

 

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ネクスファでの授業の様子

 

 

キャンプにも出かけます

 

 

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子どもと全力で向き合う毎日です

 

 

 

次回のリレーインタビューは

                                  ハバタク  取締役 長井 悠 氏  です。

~辻さんより~

「食のフューチャーセンター柏」のブレーンで30歳。
教育系ベンチャー「ハバタク」の取締役であり、文字通り世界を飛び回って
日本の教育を良くするために日々活動しています。
柏在住、一児のパパ。
ネクスファには、レゴプログラムの先生として関わってくれています。

 

< 担当者より追記>

ネクスファの日常はFacebookにて日々アップされています。

こどもが元気いっぱいに遊び学んでいる様子や、「理科のじっけん」「アート教室」「★の日(自分たちで遊びを考える日)」などの多様な授業を垣間見ることができます。Facebookをしている方はぜひご覧ください^^

http://www.facebook.com/nextph?fref=ts

 

 

 

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