公社からのお知らせ

第6回 リレーインタービュー 砂川 亜里沙 氏

柏のまちづくりに関わる人のリレーインタビューです。(毎月10日に更新予定)

第5回の羽村さんからのご紹介は、UDCKディレクターの砂川さんです!

柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK:Urban Design Center Kashiwa-no-ha)は、柏市北部にある柏の葉キャンパス駅・柏たなか駅周辺の「柏の葉地域」における公民学が連携したまちづくりの拠点です。

砂川さんは、学生のころからUDCKの立ち上げに関わっていて、現在では笑顔やキャラクターも含めUDCKのムードメーカー的存在です。そんな砂川さんは何を隠そう柏市まちづくり公社の職員(専門家としてUDCKへ派遣)なのです。自分たちのスタッフを紹介できるのはうれしいものです^^

 

 砂川亜里沙氏

 

氏   名

砂 川  亜 里 沙  (すながわ ありさ)

肩 書 き

柏の葉アーバンデザインセンター[UDCK] ディレクター

プロフィール

神奈川県川崎市出身。東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻修了。研究の一環として柏の葉のまちづくりに関わり、UDCKの立上げを間近で経験。ヒアリングなどを通じてできた人の繋がりと変化の速い柏の葉のまちづくりに面白さを覚え、民間企業を経て現在に至る。趣味はまち歩き、文化施設めぐり、親子登山。

 

 

 

Q1 あなたの柏における関わりを教えてください。

初めて柏の葉に降りた時は、見通しの良い風景と空の広さが強く印象に残っています。恩師が柏市北部のまちづくりに深く関わっていたことで、柏の葉が自然と研究対象になりました。研究や授業を通じて繋がった仲間と柏の葉ピクニッククラブを立上げ、普段何気なくある空間でピクニックをしながら、その空間の良さを体験するワークショップやイベントが初めてのまちづくり活動でした。「ガラスの花」という廃ガラスと太陽光蓄電池を使った照明の制作を地域の方の協力を得て実施し、今でも千葉大やPLSに残してもらっています。

UDCKの紹介は思い入れが強くて長くなってしまうのでウェブサイト(http://www.udck.jp/)を見ていただければと思いますが(笑)、UDCKに関わっていると専門家や学生、アーティスト、住民の方と多様な魅力的な人が集い、交流することで、次一緒に何かしようという連携の機運が盛り上がります。PLSや後輩が立ち上げたアーバンデザイン学生部会、KSELもそうですし、手賀の学生部会もそうです。このまちは様々な得意分野の方が集まっているので、その相乗効果で新しい可能性が広がる、とても刺激的で面白い場。学生時代にぜひ関わってほしい環境だと思います。

現在は地域のまちづくり情報紙「柏の葉ナビ」やUDCKを通じて、このまちの魅力と可能性をまちの人に伝えていくべく、取材や関係各所を回ったり、企画を立案・運営したりと奔走しています。

Q2 柏で活動することによって何か得られたものはありますか?

人の繋がりと人生の教訓(笑)。柏の葉という実際の地域を対象に、恩師やプロの仕事ぶりを学生時代に間近で見られたことで、質の高い環境づくりや企画の進め方、人との関わり方を、その背中から多く学びました…ということを社会に出て実感しました。まだまだ至らない点多々ありますが、自分のやるき次第で応えてくれる機会が多いまちだと思います。

また、羽村君や鈴木君(※次回のリレーインタビューに登場します!)のように学生ながら提案を具現化する行動力とリーダーシップは尊敬できますし、時間を見つけてはUDCKに顔を見せに来てくださる地域の方は生き生きとされていて、自分が将来どう生きていきたいかを考えさせられます。漠然と市民のためのまちづくりではなく、具体的な方の顔が浮かびながら取り組めることで、責任感やアイディアの膨らみ方がだいぶ違うと捉えています。

お世話になった方々、まちに、今度は自分が貢献できるよう、引き続き全力投球していきたいです。

Q3 これからの展望、またはこれからの柏に期待することを教えてください。

かしわ市民大学の繋がりから、市民力で柏のプロモーションを考える「柏市シティプロモーションラボ」(新メンバー随時歓迎)を立上げ議論し始めています。住まう・働く人がまちを想い自ら動き出す、そんな活動を通じてまちを楽しむ人が増えていくこと、そして特に若い世代に自分のまちに興味を持つ人が増えることに期待しています。そのきっかけとしてこの秋「柏の葉街まるごとオープンキャンパス2013」という学びの連携企画を柏の葉地域で実施しているので、ぜひ親子連れで楽しんでいただきたいです。この企画がまちぐるみで大きく育っていくことを期待しています。

また、このまちには国内外から多くの視察団がやってきています。数十年後、子どもたちが世界に自信を持って誇れる都市として育つよう、未来を見据えて地域に学びながら引き続き地域の方、関係者と取り組んでいきたいです。「ちょっと地域に関わってみたいな」「こんなことをまちでやってみたいのだけど…」という方はぜひ一度柏の葉に来てみてください。きっと光る「何か」が皆さんをお待ちしています。

 

 柏の葉ピクニッククラブ     UDCKまちづくりスクール

  まちのクラブ活動(柏の葉ピクニッククラブ)

皆で考えるまちづくりスクール
   ピノキオ     UDCK

  がん研究センター協力のピノキオプロジェクト

    まちのアイディアと関係者が集まるUDCK

 

次回のリレーインタビューは

     balloon 代表  鈴 木  亮 平 氏 です。

~砂川さんより~

鈴木君は初めて会った時から落ち着いた雰囲気とその行動力に、いつも感心しながら刺激を受けています。彼らの活動はこれからの日本にとって、柏にとって大きな意味を持つものだと思うので、陰ながら期待と応援をしています。若手の鑑のようなかっこいい姿、ぜひ次回をお楽しみに!

 

 <担当者より追記>

同じ会社の身近な方でもこうやってインタビューをさせていただくと、知らないこともたくさんあるんだなぁととても新鮮でした。ずっと気になっていた「ガラスの花」に砂川さんが関わっていらっしゃったことにも驚きです。今でも千葉大学の遊歩道などにあり、今後メンテナンスをしていきたいそうです。

新メンバー募集中の柏シティプロモーションラボは、現在Facebookで活動を垣間見ることができるそうです。(名前で検索すると出てきます)

働くママでもある砂川さん。自分と同じように子育てしながら、でも楽しくしっかり働く女性を応援し元気づける存在でありたい、と初めてお会いした頃に話してくださったのが印象に残っています。

UDCKはほぼ毎日視察が来られていますが(1日に何組も!)最近の傾向は中国・韓国の申し込みが特に多いそうで、「中国語勉強しようかなぁ」なんて話していたことからも、柏の葉の動きの速さを感じました。

 

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